リソグラフ色分解ツール

1枚の絵から、印刷所が実際に受け取ってくれるリソの版一式まで。そのあいだのすべてを。

リソグラフ印刷は、吸水性のある紙に粗いハーフトーンで特色インキを1色ずつ刷ります。つまり入稿するのは1枚の画像ではなく、インキごとに1枚のグレースケール版であり、各版のグレーは明るさではなくインキ濃度を意味します。ここを取り違えることがリソでいちばん多いデータ作成のミスであり、このツールはまさにそこを中心に作られています。蛍光色やメタリックを含む31色の実測Risoインキから選び、用紙を設定して、インキが重なったときの見え方をライブで確かめながらアートワークを版に分解できます。

リソは実際の制約を持つ物理的な工程なので、入稿前にツールがデータをその制約と照合します。印刷所が示す上限に対する総インキ量、ローラーが紙に跡を残す用紙先端の帯、機械が届かない印刷不可の余白です。それぞれのチェックは何が問題で何を変えるべきかを示し、ツールが検証できないものは、根拠のない緑のチェックを見せる代わりに検証できないと明言します。版はチャンネルごとのグレースケールPNG、SVG、PDFでトンボ付きで書き出せます。アップロードは一切なく、アートワークはあなたのマシンに残ります。

31色の実測インキ、6種類の用紙

蛍光ピンクやメタリックを含む実測Risoインキ。用紙は白色度の高い紙からクリーム、更紙、クラフトまで。実際の紙と同じように結果が動きます。

刷り順まで含めた重ね刷りプレビュー

2色が重なった部分がどうなるか、そしてどちらを先に刷るかで何が変わるかを確認できます。印刷機では順序が効きますが、それをモデル化するツールはほとんどありません。

入稿前のプリフライト

総インキ量の上限、用紙先端のローラー跡の帯、印刷不可の余白を、実際の印刷所プロファイルと照合。警告だけでなく、直すべき箇所を具体的に示します。

印刷所が開ける版

来歴メタデータ付きのチャンネル別グレースケールPNGに加え、トンボと見当合わせマークの入ったSVG・PDFの色分解データ。印刷所が求める形式です。

使い方

  1. まずインキを決める リソは特色の工程です。よく選んだ2〜3色は、なんとなく選んだ5色に勝ちます。そしてインキの組み合わせが、その後のすべての判断を変えます。
  2. 明るさではなくインキ濃度で分解する 版のグレーの濃度は、置くインキの量です。輝度で変換するのが典型的なミスで、刷り上がりが眠くなる原因です。
  3. 重ね刷りを確認する 2色が重なると3色目ができ、刷り順を入れ替えるとその色も変わります。頼りにしている組み合わせは、決める前に必ず確認してください。
  4. プリフライトを通してから版を書き出す 総インキ量の上限と余白をクリアしたら、インキごとに1つのグレースケールファイルを最終サイズで書き出します。印刷所が取り違えないよう、インキ名でファイル名を付けてください。

FAQ

リソグラフの色分解とは何ですか?

リソ機は1本のドラムから1回の通紙で1色を刷るため、2色印刷には2つのファイルが必要です。色分解はアートワークをインキごとに1枚のグレースケール版へ分ける作業で、グレーの濃度が、そのインキをどれだけ置くかを機械に伝えます。版を送り、インキ名を指定すれば、印刷所が順に刷ってくれます。

インキの総量はなぜ重要ですか?

リソのインキは大豆油ベースで、通紙のあいだに完全には乾きません。インキが多すぎると次の紙の裏に移る、ローラーの下で擦れる、あるいはいつまでも乾かないといったことが起こります。印刷所は上限を示しますが、総インキ量でおおむね50%から90%のあいだと、店ごとに言うことが違います。だからこのツールは万能の1つの数値ではなく、選んだプロファイルと照合します。

この形式で印刷所は受け付けてくれますか?

書き出されるのは標準的なもの、つまり指定サイズのチャンネル別グレースケールファイルとトンボです。プリフライトも公開されている印刷所の仕様から作ったプロファイルで実行します。ただし透明の分割・統合やトンボ、解像度について印刷所どうしの言うことは実際に食い違うため、最終的にはその印刷所の仕様書が正です。先に確認して、プロファイルを合わせてください。